私の“
美容室ジプシー”が始まったのは、
自宅近くの美容室の、信頼してお任せすることができていた店長さんが病に倒れてから。
友人には「クセ毛風パーマかけてるの?」と聞かれる私の髪を、
巧みなカット技術でまとまりよく仕上げてくれていたのに……。

私に言わせれば、
いわゆるカリスマ美容師さんなんて望まないし、
女性受けを狙うつもりの馴れ馴れしい男性美容師もイヤだし、
女性週刊誌の話題てんこ盛りのトークに終始されるのも困るのです。
聞くところによると、
都内の美容室の数は、コンビニの数よりも多いそうですが、何軒回ってみても、
ガッカリしたりイラっとしたりするばかりか、
時には、自分って駄目なのか…なんて思えてきたりする始末。。。( *_ _)
最近では、
ふにゃふにゃしたワンレンロングなのを都合よく解釈して(?)、
自分でカットしていました。
(テキトーに切っても不具合が目立たない……苦笑)
そのような私でしたが、
さすがに毛先の不揃いさが気になってきて、
(フレンチツイストに巻き上げた時にも、毛先の飛び出しができてしまうことがあって…)
思い切って美容室へ飛び込んだのです。
その美容室は、
オシャレなガラス張りのカフェみたいなサロンではなく、
アンティークショップみたいなコッた造りのサロンでもなく、
裏通りにある間口の狭い小さなお店でした。
「
幸せは、意外と近くにある」
そういうセリフがあったのを思い出しながら、
私は満足して小さな美容室を出ました。
そこの、女性店長さんは、
私と似た髪質のクセ毛だそうで、
私の“苦労”に共感してくれたり、ちょっとしたコツを教えてくれたりしました。
少しカットしてもらっただけですが、
毛先のまとまりも良く、ホッとしています。
そうです、そうです。
“分かってもらえる”ということが、何よりも大切だったのです。どこそこの高名なサロンで研鑽を積んだ腕前!とか、
撮影モデルのヘアメイクを担当している売れっ子!などと、
“高そう”なスタイリストさんも知っていますが、
彼らは、
私を分かってくれるどころか、
分かろうなんて考えたことさえも、無かっただろうと思います。
好意的に(笑えるほど良心的に)解釈しますと、
コンビニよりも美容室のほうが数が多い、という現象は、
もしかしたら、
“千差万別なお客さんの一人一人を分かってあげるため”…なのかもしれません。そのように思い至ると、
なんだか、美容室ジプシーを卒業できたこと以上の“安らぎ”を感じます。
カテゴリ【ヘアメイク/スキンケア】