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2018.06.04 18:38
筋トレが先か、姿勢改善が先か
カッコイイ体を造るトレーニングがしたい(その32)
ジムのフロア(集団プログラムを行うスタジオではない)において、
私がマシントレーニングをこなした後に、奥のほうへ行ってスクワット等を始める頃、
すぐ近くで、
顔なじみのパーソナルトレーナーS氏が契約している顧客の指導をしています。
S氏は私のやり方(トレーニング内容)を見慣れているし、
同様に、私も彼のやり方(指導内容)を見慣れているので、
互いに邪魔にならないように気遣うこともできています。
以前にも述べましたが、
私は周囲の雑音が苦手なため、水陸両用のウォークマンを常に装着しており、
彼らの会話は聞こえませんが、
目顔で会釈したり譲り合ったりするので、
彼の顧客とも、自然に挨拶するようになっています。
そのような中で、
パーソナルトレーナーとしての評判も良いS氏の、
“苦労”のようなものが見えてくることがあるのです。
もちろん、
仕事ですから苦労はつきもの、とは言え、
継続してパーソナルトレーナーを付けるくらいのお客ですから、
(セレブ御用達のジムではないので)
一人では出来ないとか、一人ではなかなか続かないとか、
まぁ、そんな状況であろうと察するわけでして、
“進歩”とか“改善”とか“結果”などは……、容易には表れてきません。
ある日、
S氏の顧客の女性と帰りのエレヴェータに乗り合わせました。
彼女は肥満解消のために通っているのではなく、
ゴルフ上達とアンチエイジングのための筋力と体力をつけるのが目的のようで、
毎回、音(ね)を上げながらも(=弱音を吐きながらも)
ちゃんと継続して通ってきています。
彼女は私にこう言いました。(彼女は年上の人なので、フランクな感じで)
「(S氏が)あの人みたいに股関節が柔らかければいいんだけど…って言ってたわ」
私は笑って手を横に振り、いえいえ…ぐらいのことを言っておきましたが、
S氏も大変だなぁ…と思ったことでした。
念のために書きますと、
股関節が柔らかいというのは、
文字通りに“柔らかい”のではなくて、“可動域が広い”という意味です。
股関節が柔らかくてグニャグニャだったら、立つことも歩くこともできませんよ。
他の部位においても、似たようなことが言えます。
カラダが柔らかいとか硬いなどの言い方をしますが、
関節をよく動かすためには、
その部位に関連した筋肉群や腱などをよく動かす必要があります。
それらの筋肉群や腱などが、
長年使われずに強張って(こわばって)いたり、ヒヨワだったりすれば、
思うように動けないだけでなく、動こうとしてもすぐにヘタバッテしまうのです。
もちろん、
パーソナルトレーナーS氏も、
いろいろに工夫してトレーニングメニューを組んでいます。
私が一人で、
スタンディングヒップアブダクションとか、
ワイドスタンススクワットやパラレルスクワットなどを黙々と続けているとき、
そのような、キツそうで一見単調に見える内容とは別の、
大臀筋や中臀筋や内転筋や脊柱起立筋に効きそうな動きを、
S氏はサポートしています。
ボールやクッションや椅子を使ったり、ボクササイズを応用したりして……。
しかし、
私がトレーニング中に意識しているのは、
『周囲から見て分かる“動かしている部位”』だけではありません。
むしろ、
『動かしている部位を“支えている軸”』を強く意識しているのです。
たとえば、
スタンディングヒップアブダクションでは片足を横へ上げますが、
片足を上げようとして体の軸が反対側へ傾いてはいけません。
スタンディングヒップエクステンションでは片足を前や後ろへ上げますが、
足を高く前へ上げようとして体も前かがみになる人が多いし、
後ろに上げる時など、体ごと前倒しにする人が多いので、
逆に、体を反らし気味に引き上げて、体幹で脚全体を上げ下げします。
そのようにして、
“支えている軸”(=体幹)を強く意識しながら運動するということは、
言い換えれば、
『どのような動きの時でも“正しい姿勢”を意識する』ということであり、
トレーニングの効果を上げ、
求めている結果を出すための、
最も重要なポイントであろう、と私は考えます。
当然ながら、パーソナルトレーナーS氏も、
体の角度等、姿勢に関する指導は行っています。
動きを止めて丁寧に説明していることもあります。
でも、
体の軸の筋肉は、
足などの筋肉と違って、手でつかんで確かめることはできないので、
『筋肉を意識的に使いながら自分自身で実感する』しかありません。
解剖学的な見地で、自分で少しは勉強してみないと、
容易には意識できないのではないかと思うのですが……。
“支えている軸”(=体幹)を強く意識しながら運動する、
『どのような動きの時でも“正しい姿勢”を意識する』、
そういう意識が少しずつ備わってくれば、
必ず見た目が変わってくるはずですし、
運動する楽しさも倍増するはずです。
この記事のタイトルは、
「筋トレが先か、姿勢改善が先か」ですが、
どちらが先か、というよりも、
どちらを後回しにしても良い効果は得られないのです。
脇腹や下腹のお肉が邪魔になるのなら、
“正しい姿勢”を意識して体の軸の筋肉を使うのが賢明、と申し上げておきます。
--- 不定期ですが 次回に続きます ---
カテゴリ【ボディメイク/ジム】
ジムのフロア(集団プログラムを行うスタジオではない)において、
私がマシントレーニングをこなした後に、奥のほうへ行ってスクワット等を始める頃、
すぐ近くで、
顔なじみのパーソナルトレーナーS氏が契約している顧客の指導をしています。
S氏は私のやり方(トレーニング内容)を見慣れているし、
同様に、私も彼のやり方(指導内容)を見慣れているので、
互いに邪魔にならないように気遣うこともできています。
以前にも述べましたが、
私は周囲の雑音が苦手なため、水陸両用のウォークマンを常に装着しており、
彼らの会話は聞こえませんが、
目顔で会釈したり譲り合ったりするので、
彼の顧客とも、自然に挨拶するようになっています。
そのような中で、
パーソナルトレーナーとしての評判も良いS氏の、
“苦労”のようなものが見えてくることがあるのです。
もちろん、
仕事ですから苦労はつきもの、とは言え、
継続してパーソナルトレーナーを付けるくらいのお客ですから、
(セレブ御用達のジムではないので)
一人では出来ないとか、一人ではなかなか続かないとか、
まぁ、そんな状況であろうと察するわけでして、
“進歩”とか“改善”とか“結果”などは……、容易には表れてきません。
ある日、
S氏の顧客の女性と帰りのエレヴェータに乗り合わせました。
彼女は肥満解消のために通っているのではなく、
ゴルフ上達とアンチエイジングのための筋力と体力をつけるのが目的のようで、
毎回、音(ね)を上げながらも(=弱音を吐きながらも)
ちゃんと継続して通ってきています。
彼女は私にこう言いました。(彼女は年上の人なので、フランクな感じで)
「(S氏が)あの人みたいに股関節が柔らかければいいんだけど…って言ってたわ」
私は笑って手を横に振り、いえいえ…ぐらいのことを言っておきましたが、
S氏も大変だなぁ…と思ったことでした。
念のために書きますと、
股関節が柔らかいというのは、
文字通りに“柔らかい”のではなくて、“可動域が広い”という意味です。
股関節が柔らかくてグニャグニャだったら、立つことも歩くこともできませんよ。
他の部位においても、似たようなことが言えます。
カラダが柔らかいとか硬いなどの言い方をしますが、
関節をよく動かすためには、
その部位に関連した筋肉群や腱などをよく動かす必要があります。
それらの筋肉群や腱などが、
長年使われずに強張って(こわばって)いたり、ヒヨワだったりすれば、
思うように動けないだけでなく、動こうとしてもすぐにヘタバッテしまうのです。
もちろん、
パーソナルトレーナーS氏も、
いろいろに工夫してトレーニングメニューを組んでいます。
私が一人で、
スタンディングヒップアブダクションとか、
ワイドスタンススクワットやパラレルスクワットなどを黙々と続けているとき、
そのような、キツそうで一見単調に見える内容とは別の、
大臀筋や中臀筋や内転筋や脊柱起立筋に効きそうな動きを、
S氏はサポートしています。
ボールやクッションや椅子を使ったり、ボクササイズを応用したりして……。
しかし、
私がトレーニング中に意識しているのは、
『周囲から見て分かる“動かしている部位”』だけではありません。
むしろ、
『動かしている部位を“支えている軸”』を強く意識しているのです。
たとえば、
スタンディングヒップアブダクションでは片足を横へ上げますが、
片足を上げようとして体の軸が反対側へ傾いてはいけません。
スタンディングヒップエクステンションでは片足を前や後ろへ上げますが、
足を高く前へ上げようとして体も前かがみになる人が多いし、
後ろに上げる時など、体ごと前倒しにする人が多いので、
逆に、体を反らし気味に引き上げて、体幹で脚全体を上げ下げします。
そのようにして、
“支えている軸”(=体幹)を強く意識しながら運動するということは、
言い換えれば、
『どのような動きの時でも“正しい姿勢”を意識する』ということであり、
トレーニングの効果を上げ、
求めている結果を出すための、
最も重要なポイントであろう、と私は考えます。
当然ながら、パーソナルトレーナーS氏も、
体の角度等、姿勢に関する指導は行っています。
動きを止めて丁寧に説明していることもあります。
でも、
体の軸の筋肉は、
足などの筋肉と違って、手でつかんで確かめることはできないので、
『筋肉を意識的に使いながら自分自身で実感する』しかありません。
解剖学的な見地で、自分で少しは勉強してみないと、
容易には意識できないのではないかと思うのですが……。
“支えている軸”(=体幹)を強く意識しながら運動する、
『どのような動きの時でも“正しい姿勢”を意識する』、
そういう意識が少しずつ備わってくれば、
必ず見た目が変わってくるはずですし、
運動する楽しさも倍増するはずです。
この記事のタイトルは、
「筋トレが先か、姿勢改善が先か」ですが、
どちらが先か、というよりも、
どちらを後回しにしても良い効果は得られないのです。
脇腹や下腹のお肉が邪魔になるのなら、
“正しい姿勢”を意識して体の軸の筋肉を使うのが賢明、と申し上げておきます。
--- 不定期ですが 次回に続きます ---
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