「今日は何の日?」と申しましても、
何やらの記念日だとかのお話ではなく、
私の、ごくごく個人的な“都合”のことでして、
やらなくちゃ…と思っていた面倒な用事を片付けたとか、
作ってみたい…と思っていた流行りの料理を試してみたとか、
ま、そんな程度の、「
何々をした日」「
何々があった日」という意味合いです。
私キスメット・ヴァージンは、
まるで、毎日日記をつけている生真面目な中学生みたいで笑えちゃうんですが、
その日その日のタスクを意識して行動する習慣があり、
「今日は何々ができて、よかった」などと思いながら一日を終えるのです。
それ(タスク=課題)が出来なかったら、もちろん、落ち込みますよ。
でも、オトナですから、
予定外、想定外の事が起きて思うようにはいかない場合も、ままある、
ということも学習しましたし、
出来なかったことへのアプローチを改善するのもまた面白みがあると気づいたり、
満足している時には見落としがちな、小さな小さな喜びに気づいたりするのも、
出来なかった日の特典なのです。
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今日の東京は貴重な秋晴れで、陽射しは強いけれども空気が澄み、
ベッドパッドや毛布(綿毛布)を洗ってもすぐに気持ちよく乾きました。
これだけで、女性は豊かな気持ちになれるから、可笑しいですね。
一方で、
週末には恐ろし気な台風が来るとのことなので、
階下の花壇に咲いているバラの枝が傷まないように数か所を留めに行きました。
ヴェランダの秘蔵バラたちとは別の、
地植え向きで よく繁るバラを階下の花壇に植えていますが、
階下に今咲いている(咲き続けている)バラは、
ストロベリーアイス。
氷イチゴの名の通り、ほんのり濃淡の出るピンクの、
微香ですが丈夫で育てやすいバラです。(別名;ボーダーローズ)
これは春の満開時。
今はわずかですが、
しつこく続く残暑にも負けずに咲いています。

先月、
このストロベリーアイスの手入れをしている時、
引っ越してきたばかりの老婦人とお話しました。
小柄で上品な印象の老婦人は、こう仰ったのです。
「ピンクのバラが咲いていたから、私、このマンションに決めたんです」ああ!
この日成し遂げたどんなタスクよりも、
老婦人のこの一言は私を幸せにしてくれました。
ちょうど、その日は、
マンションの管理会社のスタッフが用事で来ていて、
私が独りでこの花壇を造り育てていると説明してあげたらしく、
老婦人は嬉しそうに話しかけてきたのでした。
私(当家)がマンションを一棟丸ごと持っているわけではありません。
人通りの多い都心の大通り沿いで、二十四時間営業の店舗が隣接する、
うっかりすると隙だらけになりがちなマンションを、
なんとかして
防犯と美観に気配りのある印象にするため、
独りで決めて全て自腹でやってきたことです。
手入れが行き届き、常に人の目があることを感じさせる住まいには、
空き巣も入りにくくなります。
キレイになっている場所には、普通はゴミを投げ捨てにくくなります。普通はね。
“普通じゃない人々”も 中にはいますから、
常に努力と工夫が要りますけど……。
小柄な老婦人が あんなに喜んでくださるのだったら、
努力も工夫も、お安い御用です。時々私を悲しませる “普通じゃない人々”のことだって、
全く取るに足らない塵芥(ちりあくた)だと思えます。
小さな出来事や小さな一言で、
私の十年以上の努力は、いとも簡単に報われるのでした。
努力していると、小さな幸せが大きく感じられるようになるんですね。
老婦人に喜んでいただけたバラの話題ですので、
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