
今年1月末以前の記事は消えてしまうという理由で
まとめ的に書いておく、の続編です。
(最後になったボディメイクのカテゴリから)
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記事タイトルに「体コチコチの運動ビギナーさん」と打ちましたが、
よく「体がカタイ」とか「体がヤワラカイ」などというのは、
銅像のようにガチガチだとか、タコのようにフニャフニャ
という意味ではなく、
筋肉やその周囲の腱などがしなやかで可動域が広いかどうか、
という話なのです。
だから、
普段使わずに凝り固まっている筋肉や腱をほぐしてやって、
弱くなって力が入りにくくなっている部分を
少し頑張らせるように励まして慣らせば、
誰でも、幾つになっても、必ず 進歩はあります!
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誰でも進歩できるけれども、動き出す前に大切なことがあります。
それは、
骨組み(骨格)を正しく立て直すことです。
姿勢を良くしろ ってことかな? と、思った方、多いでしょうね。
間違いではありませんが、
胸を張って『気を付け』の姿勢をとったところで、
『良い姿勢』は身に付きません。
もっと具体的に、もっと実感を得られるようにお教えしないと、
コチコチ体さんは効率よく動けないんですよ。
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それは、夫のストレッチ指導をして よーく分かりました(苦笑)
大げさな言い方ですが、
最初、夫がマットに座ると『ぬいぐるみのクマさん』みたいでした。
以前も話題にしたことのある『寝腰』(ねごし・しんよう)と言いまして、
腰が後ろ側に倒れるだけでなく、
背中が丸まって、腹筋にも背筋にもチカラが入らないので、
姿勢が悪くて動きにくいだけでなく、
腸も動きにくくなるし、内臓も圧迫されるし、
体を動かす気にはなれなくなるので悪循環です。
いろいろ試した中で、手応えがあったのは、
ストレッチのメニューの途中に入れている『開脚』です。
もちろん、
コチコチ体さんが急に開脚をできるようになるわけではなく、
他の動きをする中で少しずつ誘導する形で、
脚を左右に広げて伸ばすようにしていると、
『お尻の接地面』がチョッピリ前へ移ってくるという実感が出てきたようです。
背中をシッカリ立てて大きく息を吸い、
脚の裏側全面を伸ばしながら、上体を胸から前へ倒すようにさせると、
それまで後ろ側に倒れて寝ていた腰が、
立てている上体と共に、前のほうへ重心移動してきます。
そして、
『お尻の接地面』が前へ来た!と気づいたのです。
気づく、実感する、ということは、そのことを会得することであり、
何よりも、それが大きな喜びとなるのです。
コチコチ体さんの脚は少しずつ広げられるようになり、
まだまだクマさん的ではありますけれども頑張れるようになってきました。
ポイントは、
背中をシッカリ立てて鼻から大きく息を吸い、口からシューッと強く吐き切ること、
開脚の足先は上向きに立てて、足裏から脚の内側の内転筋にかけての全体を伸ばすこと。
そして、焦らずに慣らしながらやることです。
少しでもできることが増えれば嬉しく、
激しい運動でなくてもセロトニンは得られて、心身ともに活性化しますよ。