
改良を重ねて私なりに手応えを得たオーツ麦ベイクド系パンとは別の路線で、
今回は、
素朴なピタパンに関する ちょっとしたマトメです。
基本の知識としては・・・・
ピタパンとは、
小麦粉や水、オリーヴオイルなどで作った発酵生地を平たく円形にし、
高温で一気に焼くことによって膨らませたパン。
半分に切るとポケット状になるので pocket bread とも呼ばれ、
具剤を詰めてサンドウィッチにすることが多い。
高カロリーな材料を満載したリッチなパンではなく、
素材の味を噛みしめることのできるリーンな(=簡素で素朴な)パンが好きで、
しかも、
素朴の極みみたいなオーツ麦で作っている私は、
小麦粉もイーストも使わないという “制約” に苦労する反面、
工夫する楽しみも見出してきました。
古代エジプト発祥ともいわれるピタパンの素朴さが好きですが、
いろいろに進化してピッツァの原型にもなったそうですし、
似ているけど、発酵させずに焼くタイプでは
ナンやブリトーやタコ(タコス)などもあり、
好きなようにアレンジしてもよいだろうと思っています。
【応用自在の肉料理用ペースト(粉砕オーツ麦使用)】
ここで重要なのは、
ベーグル等のベイクド系パンとは違って、
これがパンのためだけの生地ではない、ということです。
普段、
ハンバーグやハッシュドチキンやミルフィーユカツレツ等を作る際に
粉砕オーツ麦を使ったペーストのような生地を繋ぎに使うのですが、
その基本が素朴で応用が利くので、
簡単に作るピタパンの生地に活かせると気づきました。
私なりのこだわりの、
バター等の油脂も牛乳も卵(全卵)も不使用のオーツ麦ベーグルとは違う、
フライパンで強めに焼くピタパンなので、
油脂の補助として、卵黄のレシチンを含むマヨネーズも入れてあります。
(これも肉料理用ペーストと同じ)
イースト不使用なので、
残りを少し取っておいて夕食の肉料理に使うこともできます。
粉砕オーツ麦は、食べる人には気づかれにくいので、
砕いて保存しておくと便利です。