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2025年01月
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2023.10.30 17:29

嗚呼、たとう紙の山

これまた久しぶりの カテゴリ【衣裳部屋の美意識】 ですが、
実は、珍しく本当に “衣裳部屋” の話題なのです。

久々なので、このカテゴリについて注釈をつけておくと、
私にとっては、『衣裳』をハンガーにかけて並べているのが衣裳部屋なのではなく、
私なりの『美的価値観』を、
選りすぐって大切に仕舞っておくのが、『私の衣裳部屋』という意味です。
なお、“衣” ではなく “衣” と書いているのも私なりの小さななコダワリです。

では、その たとう紙の山、これでも一部なのですが……。


もしかしたら、既に、
何が起こったかをお察しの方もいらっしゃるでしょう。
お着物好きの女性たちでしたら、ね。

念のために書き添えておきますが、
たとう紙(たとうし・たとうがみ)とは、畳紙と書くこともありまして、
着物を収納する専用の包み紙です。

質の良いものの多くは和紙ですから、
防シワ・防チリ・防カビ の役目を果たしてくれて、
買い替える際には結構なお値段になります。

それを 山積みにしているのは、
そうです、ふざけた言い方をして自嘲してしまうと、
“着物大処分市” でございました。

誂えてもらった着物の他に、母から譲り受けた大量の着物があり、
丸洗いクリーニングだけでなく、
自分のサイズに合わせて“裄だし(ゆきだし)”もしましたから、
手間も費用も掛けてあったのです。
ですから、
ここに至るまでには、気分は堂々巡りでしたね。


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そして、結果。

◆ 肩の荷が下りたようなスッキリ感
合計して和箪笥二棹(ふたさお)分の着物には、
もちろん、母の愛も込められていたのでしょうが、
私には、
もっと別の、
母から受け継いだ持病(同じ年齢で発症)の事情もありますのでね、
なんだか、諸々の 呪縛のようなものを感じていたのです。
そして、
あと数年で、もう一つの病気が出てくるシナリオができているのではないか、
そう思えてしまうから、呪縛のようなもの、と言ったのです。

処分するまでの和箪笥の整理には2日間かかり、
処分当日の たとう紙の片付けと清掃にも数時間かかりましたが、
気分的にも(内面も)片付いてスッキリし、なんだか落ち着きました。


◆ “有機物” には寿命がある
どれほど豪華な着物でも、大切にしていた記念の着物でも、
シルクですから、思わぬ “劣化” は出てきます。
処分しようとして初めて気づいた意外な劣化もあり、
改めて “有機物” とは むごたらしいものだなぁと思い知らされました。

それに、もう一つ、
時代” としての寿命もあるのです。
母の時代だけでなく、私の若い頃の時代も、どんどん流れ去っていきます。
レトロと言えば聞こえは良いですけれどね。
今は、
イヴェント用として困らない程度の 基本的な数枚と、
街着としての “遊び着” だけを残してあります。

そうそう、時代と言えば、
近年の異様な暑さも、時代ですよね。
4月になれば浴衣を着たいほどの暑さですし、
11月になろうとしているのに、夏日の予報が出る始末で、
幾重にも布を巻きつける着物は不向きになってしまい、残念です。


◆ 卒業
キモノ沼” にハマったことは、それはもちろん大変でしたけれども、
着付けの上達や素材等の学習も含めて、楽しいことがたくさんありました。
私は しょっちゅう、いろいろな事に夢中になるので、
身内の者は恐らく、
着物マイブームは終わったの?と言うでしょうが、
それも一つの 卒業 で、
今楽しんでいる事やこれから楽しむ事をまた深めていくつもりです。。



カテゴリ【衣裳部屋の美意識】



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