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2018.01.10 17:24

はばたけ!ミカンちゃん/気分はマレフィセント

カッコイイ体を造るトレーニングがしたい(その23)

運動禁止令が解けて、昨日ようやく新年初ジムへ行き、思ったよりも快調に飛ばしてきました。
そこで、
年末年始に感じたカラダ事情について、の記事です。

暮れの大掃除の際、ガラス拭きやら何やらはもちろんのこと、
フロアに座り込んで、熱心に小物の整理をしたのですが、
この、座り込んでする作業が案外のクセモノでして、
気づくと、背中がコリコリになっていました。
普段、骨盤の角度や姿勢について偉そうに語っているのに、
やはり、所詮は農耕系DNA特有の“寝腰”(ねごし、しんよう)、
立ったり歩いたりするときには腰をシャキッと立てているのに(=立腰、りつよう、たてごし)、
座り込んで作業するときには、おろそかになっているんですね……。

仕方なく、
以前にご紹介した“オムロン クッションマッサージャ”(2017.10.16)を使いました。
ただし、耐え難い背中のコリには、座椅子に置いて普段通りに使うのではなく、
座椅子をフラットな状態にしてからマッサージャを置き、
その上に仰臥(仰向けに寝る)!
背中がグワッと反るので、
そのままマッサージャを起動すれば、
コッた筋肉も、疲労して縮こまった背骨も、強制的に伸びます。
痛キモチイイ~!
“鯖折り”に近いので、
体の硬い人にはオススメできませんけどね。

そして、
背中グワッ!の後に、驚きの結果が訪れました。
マッサージ中に伸びた感じだけでなく、
立ち上がったら、
背中がグィ~ンと伸びた実感があったのです。
身長が1cmくらい伸びた感じです。
もちろん、気分もスッキリしますし、
背中が伸びると同時に、腰も自然に立腰ポジションになっていて、
体にシッカリした安定感があります。

私がマッサージャを当てていたのは、
肩甲骨の少し下、ブラの背中側辺りです。
肩甲骨というのは、
肋骨の上に乗っている骨で、
骨の中でも付着している筋肉の数が最も多く(肩甲骨1つに付き17種類の筋肉)、
それらは肋骨や背中全体、首、胸など、
非常に多くの部分を結んで動かしている筋肉たちです。

筋肉がたくさんついている、つまり、たくさん動く、
ということは、
その夥しい(おびただしい)筋肉たちが疲れたり硬くなったり弱くなったりすると、
体全体に不調をもたらす、ということなんですね。
筋肉がたくさんついていて可動域が大きいのは、骨盤も同様ですが、
背中は自分ではよく見えないし、意識しにくいので、
背中と腰を同時に伸ばして安定させるこの感覚を、強く刻み込みたいと思ったのでした。

歩き出すときの“より良い姿勢モード”に入るキッカケのおまじないとして、
「私の胸はソーラーパネル!」(2017.12.05)を書きましたが、
座りこんで作業するときも、PCワークのときも、
“背中グワッ!”を意識したいと思って、
イメージ画像を作りました。
ミカンちゃんです。

サマーオレンジの類(たぐい)を綺麗に剥くのが得意ですけど、
時節柄、温州ミカンですから、水分が多く柔らかいのでカタチは作りにくいですが、
背面部分をグワッと反らす様子を、左から順にご覧下さい。
腰をシャキッと立てようとして上手くいかなかった場合でも、
肩甲骨の少し下からグワッと反らす感覚を覚えれば、
背中も腰も同時に伸びるんです。

さらに、
“背中グワッ!”のイメージを助けるためのポイントをみつけました。
画像のミカンちゃんをもう一度見て下さい。
ミカンの袋が両側に開いてありますね。
“背中グワッ!”と反り返ったときの、一番右のミカンちゃんは、
開いた袋が翼のようになっています。
そうです。背中に翼が生えていると意識しましょう。
座って作業するとき、
まずは背骨を吊り上げるように姿勢を起こし、
同時に翼の付け根をバサバサッと鳴らす(つもりになる)のです!
そうすれば、
翼の付け根、つまり、肩甲骨の下辺りに意識が行き、
背中から腰まで、シッカリと伸びてくれるようになります。
おまじないは、
「はばたけ!ミカンちゃん」です。

念のために書き添えますが、この記事は、
肩甲骨が極端に浮きすぎる症例の「翼状肩甲(よくじょうけんこう)」とは違います。
(→肩甲骨を支える筋肉が緩んで、肩甲骨が中央に寄り、浮き上がっている状態のこと)
近年流行りの「肩甲骨はがし」(固まった筋肉を緩める)の話とも違うのですが、
肩甲骨についている筋肉たちが疲れたり硬くなったり弱くなったりすると、
体全体に不調をもたらす、という意味では、
関わりがないわけでもありません。
固まりすぎても緩めすぎても良くないのですが、
可動域が大きい場所だからこそ、
コントロール次第なのです。

★ここで注意事項です。
   背中グワッ!の部位(場所)を間違えないで下さいね。
   低めの位置として意識してしまうと、
   言うまでもありませんが、お腹が出っ張ってしまうし、
   背骨の正しいS字カーヴが狂ってしまうのです。
   結構いるんですよ、良い姿勢で胸を張っているつもりなのに、
   周囲の人から見ると、ただ踏ん反り返って態度が悪いようにしか見えない……。
   肩甲骨の少し下を意識し、お腹ではなく胸を上に向けて起こしましょう。

もう一つ、付け加えてしまいます。
私の美意識で言えば、
翼を持つなら、
もっと強くて美しく、マレフィセントの大きくて黒くて勇壮な翼です。
ラテン語の「maleficentia」が由来で、「悪魔の仕業」とか「悪行」などの意味がありますが、
マレフィセントは、魔女ではなくて妖精です。
かつてディズニーは童話『眠れる森の美女』を美しいアニメーションで表現したけれども、
2014年、妖精マレフィセントが単なる悪い魔女ではなかったというお話を実写化したのでした。
Angelina Jolie が翼を大きく広げて飛行するシーンは、特に素敵です。
実は、
バレエでは、ジムでトレーナーさんが言う「肩甲骨を寄せて…」は言いません。
「背中を広く使いなさい」とか「背骨と肩甲骨の間を広くしなさい」などと言われます。
体の柔らかいダンサーに、背中を縮めるようなことを言ったりはしないのです。
「胸を張る」ことは悪いことではありませんが、
前面だけを広げようとせずに、
背中全体を大きく自由に使えるようにすべきです。
だから私は、もっと大きく翼を広げて、
「気分はマレフィセント」なのです。

--- 不定期ですが 次回に続きます ---

カテゴリ【ボディメイク/ジム】
  
2017.12.14 21:57

ドタドタの走り方も、パタパタの歩き方も、カカトから歩くのが原因?

カッコイイ体を造るトレーニングがしたい(その22)

ジムのフロアの窓際にずらりと並んだトレッドミル(ランニングマシン)。
その奥のほうの、私がいつも立ってトレーニングをするエリアの側で、
ドタドタと激しい音を立てる若手のランナーが……。
実は私、何度か述べておりますが、雑音が大の苦手でして、
やむなく、常時装着している水陸両用のウォークマンの音量を上げるのです。
それはまぁ、私の個人的な都合ですから、諦めるとしても、
ドタドタのランナーさんは、結構な「走り好き」のようで、
大音響を響かせながらも、かなり走り続けていました。
ランニングに関して深く研究したわけでもない私ですが、
あのドタドタ走法に、騒音以外の問題はないのだろうか…と疑問が湧きました。

走り方について考えるとき、
よく、着地の仕方について述べている記事に出会います。

かかと着地、つま先着地、フラット着地、の3種類に分けられるそうです。
その呼び方をちょっと説明すれば、簡単にイメージできますね。

◆かかと着地(ヒールストライク)→ heel → かかと
◆つま先着地(フォアフット)  → fore → 前部
◆フラット着地(ミッドフット) → mid- → 中間の

ほとんどの一般的な日本人は、
「カカトから元気に踏み出して」と言われて(叩き込まれて)きましたから、
健康のために歩きましょう!…という状況になったとき、
前から見ていると足(靴)の裏が見える、カカト着地になります。
しかも、
ほとんどの一般的な日本人は、農耕民族のDNAゆえか、
お尻がプリッと出ていない(骨盤が前傾していない)タイプが多く、
重心が、足の後ろ側(=カカト)に寄っているので、
基本がカカト着地であり、そのほうがラクなようです。

つま先着地は、
マラソンで涼しい顔して走り抜けていくアフリカ勢の脚長ランナーさんに多いタイプ。
フラット着地は、
mid と言っていますが、足裏全体のことを指していて、重心がミッドだという意味ですね。

実は、
フォームを改善しようとして『足』だけを見てしまっては、
本末転倒なのだそうです。
足の(着地の)違いが目に付くので、
シロウトは、つい、そこに改善すべき点がありそうな気がしてしまうのですが、
小手先のフォーム改善は無理や無駄を引き起こすので、
ケガの原因になる恐れもあるそうです。

それでは、何に目を向ければよいかというと、
「着地の場所」ではなくて、
「着地している時間の長さ」のようです。

着地するときの衝撃(負荷)は体重の2倍になる、との説もありますので、
着地している時間、つまり、足が地面に着いている時間(接地時間)は、
足が(脚全体が)かなりの負担を強いられる時間の長さ、ということになり、
それが長いのは…マズイですよねぇ。
ドタドタ、ベタベタという走り方を長く続けると、
カカトや足首、ふくらはぎ、膝とか腰などに無理が来そうな気がします。

もちろん、最近のランニング愛好家の皆さんも、
足の接地時間を短くする走法を採り入れる人が増えているようです。
ここで、
「どの着地方法であっても、着いた足を蹴り出すときは つま先で蹴っている」
ということに気づけば、
つま先着地が最も理に適っているように思えます。
しかし、
骨盤の向きから立て直す必要のある日本人には、なかなか難しいですね。

まずは、
◆カカト着地であっても、カカトにチカラを入れすぎないようにすること
 (カカトから着地しようとすると、
  つま先が上がりすぎたり、足首に力が入りすぎたりするので注意)

◆跳ね上がってドスンと落ちるような“上下運動”にならないようにすること
 (走行中に肩が上下に揺れていないかをチェック!)
 
 ↑ 私はこのことを重視してます。肩の上下揺れ、ドタドタさんの共通項ですね。


さて、続けてもう1つ、パタパタ歩きについて。(ホントは、ここからが本題)

ドタドタ・ベタベタの走りをしている人の多くは、
   歩くときも、カカトで歩いています。
   いいえ、 正確には、カカトに重心を置く歩き方、です。
   いいえ、 もっと正確に言うなら、つま先に神経が行っていない歩き方、です。

バレエ育ちの人間としては、
足裏全体でシッカリと地面を掴め!」と叩き込まれてきたので、
カカトで歩くことが受け容れがたいのですが、
それがどういうものかを説明しようとして思いついたのが、
道化師(クラウンorピエロ)の靴なのです。
そういうものはさすがに持っていないので、
古い靴下を履いてテニスボールをつま先に入れてみました。

ファストフードのお店の前に立てそうでしょ?
これで歩くと、つま先がパタパタして
もちろん、重心はカカトにしか来ません。
普段から、つま先に神経が行かない歩き方をしていると、
日本人の骨盤の弱点をますます悪化させてしまうし、
要するに「足だけの歩き方」になるので、
太腿やふくらはぎが太くなったり、
体重全部を脚部に預けて歩くので脚がO脚に湾曲したりする…
という結果を招いてしまうのです。

大切なのは、
より良い姿勢を心掛け、プリッとしたお尻と落ち込みのない骨盤を目指すことですが、
足を前に出すとき、
ドカンとカカトから落とすのではなく、
柔軟に足裏全体で、
と意識してはいかがですか?

先程、着地方法の種類を挙げた中に、
フラット着地(ミッドフット)がありましたが、
私個人としては、足裏の中間部分に重心を置く“足裏全体タイプ”が、
最も理解しやすいのです。
ランニング愛好家ではありませんし、長距離を走れる体ではありませんが、
歩いても走っても、肩が上下することはありません。
この先ずっと、幾つになっても、
カカトや膝に無理が来ないような歩き方・走り方をしたいと思っています。

--- 不定期ですが 次回に続きます ---
 
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