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2018.10.30 00:25
似合う赤・使える赤・頼りになる赤
前項で「真っ赤な…」と書いたからではなくて、
幾つかのきっかけから、『赤』について思いを巡らせました。
ちょっと久しぶりの、“衣裳部屋の美意識”です。
身に着けるものの“色彩”に関して述べた記事は、カテゴリの違うものも含めて、
【流行りのベリーピンク】(2017.11.01)
【色彩の まとい方/肌の色に合うor合わない…だけじゃない! 肌の質感・皮膚感で変わる】(2017.08.04)
今回は赤についてですが、
私が特に赤が好きだというのではありません。
◆『赤』を思うキッカケ その1
先日、TVで「柿右衛門の赤」を詳しく報じているのを観たときのことです。
その濁りの無い艶やかな赤に惚れ惚れしながら、
焼き物の赤だけでなく、染め物の赤もまた、
途方もない手間と費用を掛けて生み出されてきたことを思い出し、
貴重な赤を大切にしてきた日本人の感性を素晴らしいと感じたのです。
色名辞典を見ても、
和食…じゃなくて、“和色”の色名の 赤の種類は本当に多いんです。
その微妙な違い、思い入れ、・・・・とても深い世界です。
◆『赤』を思うキッカケ その2
或るお着物のブログを、時折拝見させて頂いております。
単なる“キモノ好き”というのではなく、
料亭をなさっておられるミドル女性の、
芯があって、華美に走らず、しかも着回し上手という、
見習いたいところの多いブログです。
過日、そのブログの中で、
ややドライなトーンの赤系の帯を使ったとき、
「『これを何色と言えばいいんだろう』という色が、
結構いろいろな着物に合わせやすい」と述べられていました。
同感です!
一瞬だけ、「画像の帯の色は“今様色”(いまよういろ)ではありませんか?」と
コメントしようかと思いましたが、
彼女はその色が何かを知りたくて書いたのではなく、
『微妙な色合いの赤』の使いやすさについて書いたのだと気づきましたから、
そのままにしましたけどね。
私も、
『微妙な色合いの赤』の帯の、マルチタレントぶりに感嘆しているのです。
私の場合、特に頼りにしているのが、
“中紅色”(なかべにいろ)の帯なのですが、
赤系の帯なのに、黒でも紺でも、なんと、ターコイズグリーンの着物にも、
ビシッと合うのです!
赤系に緑系が合うなんて、ありえないとお思いでしょうが、
そこが、『微妙な色合いの赤』のマジックなのですよ。
既に、色名も出してお話しおりますので、
少しですが、色見本をお見せしますね。

『微妙な色合いの赤』として合わせやすいのが、
“今様色”(いまよういろ)、“中紅”(なかべに)でしょう。
(注)色名では“中紅”ですが、
着物の色としては“中紅色”と言う場合が多いです。
“真朱”(まそお)は もう少し明るめですが、
明るい場所(戸外やパーティー会場等)では、今様色もこのように見えることがあります。
さらに、フラッシュ撮影の場合は、“薔薇色”に近く見えることもありますので、
並べてみました。 (注)和色の“薔薇色”は、洋色のローズとは異なります。
さらに、
多くの方に馴染み深いであろうと思われる、
“茜色”(あかねいろ)、“臙脂”(えんじ)も和色らしい赤ですので、
その深みを見比べて頂こうという趣向です。
画像の下のほうの、微妙すぎて判別しにくい色は、
“真紅”(しんく)と“濃紅”(こいくれない)。
私の個人的な好みで、“濃紅”を出したかったというわけなのですが、
微妙さを出すために並べました。
ベタ塗りの色見本では伝わりにくいのですが、
この“濃紅”に染めてもらった紬帯を特に気に入って大切にしており、
色というものは質感(材質の感じ)によって見え方の印象が変わるので、
もっとドライでクールで、でもほんのり艶やかさのある、オトナっぽい赤です。
それに、この粋な名前!
“濃紅”(こいくれない)だなんて、瞬殺ですわ (*゚ー゚*)ポッ
ピンクの時の話題と同様に、
『赤』に関しても、頭ごなしに嫌わずに、
でもそれだけでなく、
たとえば“ミニーマウスの赤”とか“サンタクロースの赤”みたいな、
ありふれた赤だけではない、
ということに目を向けて頂けたら…と思っております。
似合う赤・使える赤・頼りになる赤に、
出会えますように!
【オマケ】
この記事は日付が変わってからの投稿ですが、
ちょっとのヒマに草稿を少し打っていた、前日の日没直後、
いつもよりも赤みの強い華やかな“Magic Hour”が見えたので撮っておきました。
夕焼けではなく、日没直後の“夕映え”です。
どこまでも『赤』に染まる日でした。

カテゴリ【衣裳部屋の美意識】
幾つかのきっかけから、『赤』について思いを巡らせました。
ちょっと久しぶりの、“衣裳部屋の美意識”です。
身に着けるものの“色彩”に関して述べた記事は、カテゴリの違うものも含めて、
【流行りのベリーピンク】(2017.11.01)
【色彩の まとい方/肌の色に合うor合わない…だけじゃない! 肌の質感・皮膚感で変わる】(2017.08.04)
今回は赤についてですが、
私が特に赤が好きだというのではありません。
◆『赤』を思うキッカケ その1
先日、TVで「柿右衛門の赤」を詳しく報じているのを観たときのことです。
その濁りの無い艶やかな赤に惚れ惚れしながら、
焼き物の赤だけでなく、染め物の赤もまた、
途方もない手間と費用を掛けて生み出されてきたことを思い出し、
貴重な赤を大切にしてきた日本人の感性を素晴らしいと感じたのです。
色名辞典を見ても、
和食…じゃなくて、“和色”の色名の 赤の種類は本当に多いんです。
その微妙な違い、思い入れ、・・・・とても深い世界です。
◆『赤』を思うキッカケ その2
或るお着物のブログを、時折拝見させて頂いております。
単なる“キモノ好き”というのではなく、
料亭をなさっておられるミドル女性の、
芯があって、華美に走らず、しかも着回し上手という、
見習いたいところの多いブログです。
過日、そのブログの中で、
ややドライなトーンの赤系の帯を使ったとき、
「『これを何色と言えばいいんだろう』という色が、
結構いろいろな着物に合わせやすい」と述べられていました。
同感です!
一瞬だけ、「画像の帯の色は“今様色”(いまよういろ)ではありませんか?」と
コメントしようかと思いましたが、
彼女はその色が何かを知りたくて書いたのではなく、
『微妙な色合いの赤』の使いやすさについて書いたのだと気づきましたから、
そのままにしましたけどね。
私も、
『微妙な色合いの赤』の帯の、マルチタレントぶりに感嘆しているのです。
私の場合、特に頼りにしているのが、
“中紅色”(なかべにいろ)の帯なのですが、
赤系の帯なのに、黒でも紺でも、なんと、ターコイズグリーンの着物にも、
ビシッと合うのです!
赤系に緑系が合うなんて、ありえないとお思いでしょうが、
そこが、『微妙な色合いの赤』のマジックなのですよ。
既に、色名も出してお話しおりますので、
少しですが、色見本をお見せしますね。

『微妙な色合いの赤』として合わせやすいのが、
“今様色”(いまよういろ)、“中紅”(なかべに)でしょう。
(注)色名では“中紅”ですが、
着物の色としては“中紅色”と言う場合が多いです。
“真朱”(まそお)は もう少し明るめですが、
明るい場所(戸外やパーティー会場等)では、今様色もこのように見えることがあります。
さらに、フラッシュ撮影の場合は、“薔薇色”に近く見えることもありますので、
並べてみました。 (注)和色の“薔薇色”は、洋色のローズとは異なります。
さらに、
多くの方に馴染み深いであろうと思われる、
“茜色”(あかねいろ)、“臙脂”(えんじ)も和色らしい赤ですので、
その深みを見比べて頂こうという趣向です。
画像の下のほうの、微妙すぎて判別しにくい色は、
“真紅”(しんく)と“濃紅”(こいくれない)。
私の個人的な好みで、“濃紅”を出したかったというわけなのですが、
微妙さを出すために並べました。
ベタ塗りの色見本では伝わりにくいのですが、
この“濃紅”に染めてもらった紬帯を特に気に入って大切にしており、
色というものは質感(材質の感じ)によって見え方の印象が変わるので、
もっとドライでクールで、でもほんのり艶やかさのある、オトナっぽい赤です。
それに、この粋な名前!
“濃紅”(こいくれない)だなんて、瞬殺ですわ (*゚ー゚*)ポッ
ピンクの時の話題と同様に、
『赤』に関しても、頭ごなしに嫌わずに、
でもそれだけでなく、
たとえば“ミニーマウスの赤”とか“サンタクロースの赤”みたいな、
ありふれた赤だけではない、
ということに目を向けて頂けたら…と思っております。
似合う赤・使える赤・頼りになる赤に、
出会えますように!
【オマケ】
この記事は日付が変わってからの投稿ですが、
ちょっとのヒマに草稿を少し打っていた、前日の日没直後、
いつもよりも赤みの強い華やかな“Magic Hour”が見えたので撮っておきました。
夕焼けではなく、日没直後の“夕映え”です。
どこまでも『赤』に染まる日でした。

カテゴリ【衣裳部屋の美意識】

